今月４日にかけて降った大雨で、喜多方市の濁川にかかる橋梁が崩落するなどして一部運休が続くＪＲ磐越西線について、地元からは早期の復旧を求める声が高まっている。

１２日には、喜多方市の遠藤市長や西会津町の薄町長らが福島県庁を訪れ、県からＪＲ東日本に、橋梁の復旧などを働きかけるよう要望書を手渡した。

喜多方市の遠藤市長は「只見線がようやく秋に開通すると安堵していた矢先に大変な豪雨によって落橋してしまった。」「歴史のある鉄道なので、その意義をしっかり確認しながら１日も早い復旧をお願いしたい。」と述べた。

ＪＲ東日本は当面の間、不通となっている喜多方駅と野沢駅の間で、代替バスの運行を続けるとしている。

第２次岸田内閣の秋葉賢也復興大臣が就任後初めて県内を訪れた。
１２日県庁を訪れた秋葉大臣は内堀知事と面会し、復興政策などについて、意見を交わした。
秋葉大臣は宮城県の選出で、福島の復興について「知事と緊密に連携を図りながら国が前面となって取り組んでいく」と決意を語った。
このほか西村明宏環境大臣も県庁を訪れ、処理水の海洋放出に向けた放射性物質のモニタリング調査について透明性と信頼性を持って取り組む考えを示した。

新型コロナウイルスの感染者の急増で、医療現場の負荷は高まっている。
いわき市で発熱外来を設けている「かしま病院」では１２日、発熱外来用の駐車場が満車の状態になっていた。

高萩看護師は「予約状況が前までは１０名くらいだったのが４０名越すような感じになっている」と話す。

いわき市では今月に入り１日の新規感染者が６００人を超える状況になっていて、病院では検査体制を限界にまで拡充しているが、それでも対応しきれず、断らざるを得ないケースも出てきている。

いわき市では、お盆期間中も、発熱外来の当番医院を設けて対応にあたるが、現状では、受診希望者全員の対応は難しい状況。

高萩看護師は「軽症の場合はご自分で自宅で様子を見ていただいて、心配なら市販のキット利用してから相談して欲しい」と訴えた。

◇Tリーグ　NOJIMA CUP 2022（今月13日～14日、神奈川・トッケイセキュリティ平塚総合体育館）

Tリーグ初の個人戦となるNOJIMA CUPの組み合わせ抽選会が12日に行われました。

2024年のパリ五輪代表選考会も兼ねているこの大会には、女子は伊藤美誠選手や石川佳純選手、男子は張本智和選手や丹羽孝希選手などの東京五輪メンバーも出場しています。

抽選会の結果、第1シードの伊藤選手は初戦に石川選手と南波侑里香選手の勝者と対戦する組み合わせに決定。石川選手が勝利した場合は、初日から東京五輪代表同士の対決が実現することとなります。

この組み合わせに石川選手は「私の方はシードがないので早く当たってしまうのはしょうがない。思い切ってプレーしたいと思います」と話し、伊藤選手は「石川選手と対戦できるうれしさもあるので、自分らしい良いプレーをしたいと思います」と意気込みを語りました。

台風8号の交通への影響です。鉄道では運転を取りやめる予定の路線があるほか空の便でも欠航の予定があります。

鉄道ではJR東日本の千葉県内を走る久留里線全線で運転を取りやめる予定です。

また、同じく千葉県内の総武本線・成田線・鹿島線・内房線・外房線・東金線の6つの路線も夕方から終電にかけて運転を取りやめる可能性があるということです。

また、JR東海では一部の特急列車を運休するほか、東海道新幹線や在来線で午後には大幅な遅れや運転見合わせなどが起きる可能性があるため、今後の運行情報に注意するよう呼びかけています。

続いて空の便です。

全日空は静岡空港と八丈島を発着する合わせて10便が終日、欠航する予定ですまた、午後3時以降に羽田空港を発着する便にも影響が出る可能性があるとしてホームページなどで最新の運航状況を確認するよう呼びかけています。

一方、日本航空は現在のところ通常運航を予定しているということです。

イスラム教を風刺する小説「悪魔の詩」で知られるイギリスの作家のサルマン・ラシュディ氏が12日、アメリカ・ニューヨーク州で何者かに襲われました。

地元当局などによりますと、12日昼前、ニューヨーク州西部で作家のサルマン・ラシュディ氏がイベントで講演を始めようとしたところ、壇上に上がってきた男に刺されました。

ラシュディ氏は首にケガをし、病院に搬送されましたが、容体はわかっていません。

刺した男は、警察官により身柄を拘束されたということです。

インド出身でイギリス人のラシュディ氏は、1988年に出版した小説「悪魔の詩」がイスラム教を冒瀆（ぼうとく）する内容だとして、当時のイランの最高指導者、故・ホメイニ師が死刑を宣告していました。

また、日本でも小説を翻訳した筑波大学の助教授が、91年に何者かに殺害される事件が起きています。